【剣盾シーズン19】対面⇆サイクル ゆるふわスイッチ【最終120位】

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【結果】
強そうな記事読んでって最後に結果を見たら最終900位でなんだかなあ、ってなったことがあるので結果から。

TN: はと。
最終レート: 1978
最終順位: 120位
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サブロムは、二ロム買えるような、金銭に余裕のあるロイヤルな人間の使うものです。当方、ロイヤルミルクティを口にしなければ、ロイヤルホストにも足を運ばない非ロイヤルな民であるため、サブロムなんてものはございません。一ロム特攻です。

【構築経緯】
今回の構築は、二つの構築をガッチャンコして作った。ごちゃごちゃしているが、大体こんな感じ。
①サイクルベース
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メガネレヒレドサイドンの対面に寄せたサイクルが強いと感じたのでここから組み始める。
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さすがにゴリランダーをはじめとした草タイプはどうしようもないので、草への耐性と対面操作によるサイクルができることを評価して採用した。
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このままでは、水タイプのポケモンをこちらはレヒレでしか見られないというなんとも危険な構築が出来上がりかねなかったのでとりあえず採用。
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ここまでのメンツが遅すぎるので一体くらいは高速アタッカーを、ということで採用。電気、炎、水をやんわりと牽制できるのも◎
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悪タイプ、ゴーストタイプ激重問題解消要員兼、相手視点で見えない対面選出コマとして襷ロンゲを採用。
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総括すると、レヒレドサイと後発から通すドラパルトは強いが、あとはうーん、って感じ。軸は強いけど取り巻きが上手くはまらずにボツになった。

②対面ベース
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上の構築で草に対して役割を持てるポケモンを考えていたときに思いついた初手ダイマウルガモス。型が対面に寄せてあるため、①ではボツとなったが、型としては強そうだったので今度はこいつを軸に組むことにした。
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今回の型のウルガモスが苦手とするランドロスミミッキュカイリューを後出しから止められるHBポリ2 を引き先として採用。
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初手ダイマにはミミ襷が基本なのでとりあえず採用した。
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ガモス的にはウオノラゴンや岩タイプが来て欲しくないので牽制する役割と初手ダイマ要員を兼任できるHA珠ラグラージを採用。
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地面の一貫を切りつつ対面性能が高いことを評価して採用した。
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こちらの総括は、初手ダイマ+ミミ襷は強いが、相手にウオノラゴンやドサイドンがいるだけでこちらが一方的な選出択になってしまうのが弱かった。特に、ウオノラゴンがどうしようもなく重かった。

③ガッチャンコタイム
②で重かったウオノラゴンの対策になりそうなポケモンをあげていくと、(ドラパ、レヒレナットレイ、ゴリランダー、貯水、、)①のサイクルベースの構築に大体含まれていることがわかった。であれば混ぜてしまえ!!、ということで、①からドラパレヒレナットと、相方として使用感のよかったドサイドンを採用し、残り二枠に②でいい感じだったガモスとミミッキュを入れて一旦の完成とした。
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しかしここで、地面の一貫が切れずランドロスに全てを破壊される事象が起こったので、選出機会の少なかったナットレイを似たようなことができる地面無効枠としてテッカグヤに変更して構築が完成した。
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完成!!!


【コンセプト】
・対面選出とサイクル選出をどちらも使えるようにする。

・ガモスに過剰ともとれる信頼をよせて呉越同舟する。


【個体解説】
1, ドラパルト
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特性: クリアボディ
持ち物: 気合の襷
技構成: ドラゴンアロー, ゴスダ, 不意打ち, 呪い
数値: 163-172(252)-95-×-96(4)-213(252↑)

初手ダイマからの切り返しや、終盤のスイーパーなどで運用する、非ダイマを想定した型での採用

技構成には、安定打点の『ドラゴンアロー』『ゴーストダイブ』に加えて、先制技を加えて襷ポケモンとしての性能を高めるために『不意打ち』を採用。ラストの枠には、ダイマを切ることもできるように補助技を入れることは決めていたが、龍舞や鬼火は通常運用(非ダイマでの運用)をする際にほとんど使わなかったので、実用性を考えて『呪い』を採用した。
上三つはいいとして、『呪い』の採用が世界を変えた。ウルガモスで初手から暴れて1.5体くらいもってってから、二番手にドラパルトを出し、相手の二体目を処理。その後、相手のラス1に呪いを入れて退場することで、ほぼ勝利が確定するようになる。他にも、耐久ポケモンや詰ませポケモンに打って一回流しつつミミッキュドサイドン剣舞する隙を作り上げるなど、ピーキーな技のように見えて意外と使い勝手の良い技だった。

2, ミミッキュ
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特性: 化けの皮
持ち物: タラプの実
技構成: じゃれ, ゴスダ, 影, 剣舞
数値:131(4)-142(252)-100-×-125-162(252↑)

だーれも使ってないタラプミミッキュ

大抵の人が使っていないが、ミミッキュの持ち物は個人的にはダイマを想定するなら珠、非ダイマの切り返しならタラプしかないと考えている。
アッキの実はミミッキュミラーかランドロス対面くらいでしか生きず、環境上位の物理アタッカーであるエスラオスは皮を貫通して破壊してくるので、自分は上手く使えなかった。
タラプなら、サンダーやレヒレをはじめとした、カグヤを除く特殊アタッカーを積みの起点にすることができ、とてつもなく使いやすい。ちょっとは増えていい型だと感じた。

技構成は、『剣舞』『じゃれ』『影』の王道3点セットに、ダイマ枯らしのために『ゴーストダイブ』を採用。最後の枠は、ドレインパンチとの選択ではあったが、ダイマを1ターン消費したサンダーに死に出しし、「剣舞ゴーストダイブ」と打つことで、ダイマを枯らしつつ大ダメージを入れられるので、こちらの方が良さげ。

3, ウルガモス
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特性: 炎の身体
持ち物: 弱点保険
技構成: オバヒ, ギガドレイン, 暴風, 蝶の舞
数値: 189(228)-×-100(116)-187(116↑)-126(4)-126(44)
調整意図
HB…陽気球エスバのダイジェット最高乱数切って耐え
HD…控えめ珠サンダーのダイジェット確定耐え
S…+1でエスバ抜き
C…残りを振ったらたまたま11nになった

調整が綺麗すぎる初手ダイマ要員。誰も想定できないところからすごい火力を放つ化け物。

現環境の二大トップであるエスバサンダーには調整にもある通り突っ込んでいける。環境上位の水ラオスカプ・レヒレは、有利対面と踏んで突っ込んでくるが、弱点保険+ダイジェットで返り討ちにできる。悪ラオスはダイジェットの起点、ポリ2 は蝶舞の起点と、「環境トップ10のうち、6匹と対面できたら爆アドを稼ぐことができる」というのがこのポケモンのアピールポイント。

このポケモンの偉いところはそれで終わらない。元来、初手ダイマ要員とされるポケモンは、ポリゴン2をはじめとした数値受けを非常に苦手としていた。自分が初手ダイマカイリューを使っていたからわかるが、突破はできるもののダイマを確実に枯らされてしまう、なんならダイマを切られて切り返されてしまうことまであった。しかし、ウルガモスは自然な形で蝶の舞を採用することができる。これによって、初手ダイマ一発芸人から積みアタッカーというセカンドライフを手にすることができた。
初手から3タテすることも多く、誰も知らない強みが全面に出た最強のポケモンだった。

今期300戦して対戦相手が使ってること見たことないけど、絶対に時代が来ていた。本当はもうちょっと上まで連れて行ってあげたかった。

4, ドサイドン
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特性: ハードロック
持ち物: イバンの実
技構成: 地震, ロクブラ, 炎のパンチ, 剣舞
数値: 205(116)-198(156↑)-153(20)-×-102(212)-61(4)
調整意図:
HD…臆病サンダーの珠ダイジェット大体2回耐える
A…11n
B,S…余り

対面最強で、有限ではあるもののある程度サイクルもできる化け物

技構成はタイプ一致の『地震』『ロックブラスト』に加えて、爆発力を飛躍的に上昇させる『剣の舞』と、エアームド入りの受けループを破壊するための『炎のパンチ』を採用した。

持ち物のイバンの実は、消去法的に選んだ。弱点保険はガモスに取られてて、チョッキだと剣舞できない、オボンとかで体力管理するよりもたくさん殴った方が強そう、でも、珠持たせると消耗激しくて過労死しちゃいそう。そんなこんなでイバンの実が一番いい感じじゃないのかなあ、って感じ。ただ、これが大当たり。無理矢理行動回数を増やせて強制的に数的有利を作れて、このポケモンだけポケットモンスターよりもバケットモンスターしてた。

5, カプ・レヒレ
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特性: ミストメイカ
持ち物: 拘り眼鏡
技構成: ムンフォ, 波乗り, 冷凍ビーム, トリック
数値: 157(92)-×-135-154(196↑)-150-133(220)
調整意図:
HB…鉢巻ラオスのインファ大体ニ耐え
C…11n
S…準速80族抜き

ちょこっとだけ火力が出るタイプのレヒレ

ドサイカグヤと合わせて緩いタイプ受けサイクルをするのが主な運用方法となる。

サンダー対面では2秒でムンフォを押し、次のターンでドサイドンに引く。

通りの良い中打点をそこそこの速さから打てるのがいい感じ。耐久に最低限しか努力値を割いていないため、何回もサイクルを回せるようなポケモンではないが、眼鏡のパワーで相手も何回もサイクルを回せなくなるので対面的な構築を得意とする自分には合っていた型だと思う。

6, テッカグヤ
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特性: ビーストブースト
持ち物: 食べ残し
技構成: 地震, 宿木の種, 守る, 身代わり
数値: 204(252)-121-154(132↑)-×-137(124)-81
調整意図:
HB…陽気ミミの+2ホロウ+B-1&守り状態で受ける+2ホロウを食べ残し込みで大体耐える(剣舞積んだミミッキュに後出ししてダイマ枯らせる)
HD…C特化ポリ2 の冷凍ビームを身代わりが最高乱数切って耐え

構築で唯一陰湿な戦法を使う宿木モンスター

技構成は、一匹で詰みの状態を作るために『宿木の種』『身代わり』『守る』を採用した。ラストのウェポンは、元はエアスラを入れていたが、『地震』に変更した。理由は、ウツロイドヒードラン、ついでにジバコイルら辺がうざかったから。この変更により、本来ガン有利なゴリランダー対面が超不利対面になってしまったが、そんなことは面倒なので考えないことにした。

このポケモンの採用により、受け系統に対してTODすることが勝利ルートに組み込むことができるようになった。

サンダーとエースバーンに勝てないという現環境では最悪の向かい風が吹いている悲しきポケモンたが、逆に言うとそれ以外にはなんかできたのが偉かったポケモン



【選出】
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基本選出となる並び。選出時間残り15秒でなにもまとまらなかったらとりあえずこれで出してた。
ガモスで1.5匹持ってって相手にダイマをはかせたあと、ドラパルトで相手の二体目を処理。相手の最後のポケモンを呪いなりアローなりで削ってラストミミッキュでスイープ、というのが理想的展開。
ビードランやウツロイド、ウオノラゴンがいなければ大体ガモスで勝てるので、半分くらいこの選出で出していた。

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タイプ受けの有限サイクルから@1を通す動きをするサイクル選出。
@1はガモスは薄めで残り三匹は全部出す。上からの圧力が強そうならドラパルト、サンダーやレヒレを重く見るならミミッキュ、対受けなど、TODが狙えそうな構築ならテッカグヤを添える。
対面選出が半分なので、当然残り半分はサイクル選出。とはいえ、メンツはちょこちょこ変わるため決まった動きがあまりない。回復技がほぼないサイクルなのでHP管理が難しく、扱う難度は高かったが、対面選出よりもポケモンしてる気はして楽しかった。



【きついの】
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まずそもそもヒードランが激オモ。まともに打ち合えるのがレヒレくらいしかいないのにゴリランダーを合わせられるとお手上げ。魂を込めてレヒレで破壊していた。ゴリラにレヒレで突っ張るし、HP50くらいでムンフォでこだわった状態でドランと対面してもダイマ切ってた。構築完成段階ではどうしようもなかったが、割り切ったプレイングに変えてからは最低限勝てるようになった。

ステロ + f:id:fulluna:20210630000516j:plain
シンプルながら結構きつい。いい感じにダイマ枯らせれば何とでもなるが、いい感じに枯らせるはずがないからきつい。

その他、負けた構築は多々あるが、構築が弱いってよりもプレイヤーが弱いだけなので気にしないことにする。

【最後に感想など】
ゴリラドランを除けばあらゆる構築に勝てる構築を作れて、こちらとしては満足してます。ただ、欲を言うなら2桁は乗せたかったですね。ちなみに、乗せられなかった原因は26.27日にかけてゴリラドランと当たりまくって4,000位まで吹き飛んでしまい、取り戻すのに疲れて最上位を目指す体力がなかったことにあります。自分の構築力不足なのでもっと頑張んなきゃです。

でも、この構築、並びめっちゃキレイじゃないですか?構築ができたとき、我ながら感動してました。まあ、蓋を開ければ弱保ガモスにタラプミミッキュ、タイプ一致技を持たない地震カグヤが入ったびっくり箱パーティなんですけれども。

なにはともあれ、誰も使ってないポケモンを使いつつ久しぶりにそこそこの記録は出せてよかったです。8月からのルールは多分やらないので来月はちょっと頑張ろうかなと思います。

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↑レンタルです。直撮り故、画質がアレですが気にしないでください。


その他、なんかあったら言ってください。一応、Twitterのアカウントがあります。
@poke_hatopoppo


おしまい