【剣盾s4】ガエンナットサイクル【最終483位】


〔はじめに〕
みなさん、シーズン4お疲れ様でした。今シーズンは学校が休みになったこともあり、時間があったのでのんびりポケモンしてました。結果は3桁帯の中盤と、いいか悪いかでいったら悪いですが、単体性能が重視される現環境でサイクルベースの構築が組めて楽しかったので記事にしていこうと思います。

並び

〔構築経緯〕
配信者のいろはさんの交換会で、運良く3回もいろはさんとマッチングして、ニャビーを二匹、アシマリを一匹いただけたので、このどちらかを軸にしようと考えました。それでどちらも育成して回していたところ「ガオガエン+ナットレイ」が環境トップであるドラパルト、ミミッキュカビゴン辺りに比較的安定して立ち回れたので、この二匹をサイクルの要として採用しました。
次に、相手のダイマックスエースに対する切り返しとなれたり、格闘の一貫切りもでき、自身もダイマックスして強い駒としてミミッキュを採用しました。
ここまででロトムにサイクル回されるとそれだけでウザそうだったので、電気の一貫切りができ、サイクルを有利にするステロ撒き要員ともなれる特殊アタッカーとしてガマゲロゲを採用しました。
次に、パーティ単位で火力が足りていないような気がしたのと、ラプラスへの対抗策がナットレイで時間を稼ぐくらいしかなく、零度運ゲが始まってしまいそうだったのでその辺をまとめて払拭できるパッチラゴンを採用しました。
最後の枠には、元々地面の一貫切りと特殊ダイジェットアタッカーとしてトゲキッスを採用していましたが、80族帯のアタッカーを私が上手く扱ってあげられなかったのと、トゲキッスというポケモンロトムを強く誘ってしまうので、絶対にロトムを選出させないようにするために環境にいるロトム全てに圧倒的に有利を取れる特殊受けとしてヌメルゴンを採用しました。
(アシレーヌはパーティを弄ってるうちにいなくなってました。来季は頑張って使ってあげたいです。)

〔個体紹介〕
1.ガオガエン@ゴツゴツメット ※威嚇

技構成: 捨て台詞,蜻蛉,DDラリアット,フレアドライブ
性格: 腕白
努力値: HB252 S4
実数値: 202-135-156-×-110-81
構築の原点。
サイクルをすることを前提としているので対面操作する技は入れ得だと考え、とりあえず捨て台詞と蜻蛉返りを採用しました。残りは攻撃技を採用する訳ですが、特殊技だとドラパルトやドリュウズへの乱数が怪しくなりそうだったので物理技を採用しました。まあDDラリアットでドラパルトは落ちないので考えものですが、一番付加をかけていけるのでそのまま使ってました。本当は鬼火も挑発も火炎放射もバークアウトも入れたかったので技スペの足りないポケモンでした。
努力値はHBぶっぱすると威嚇込みでドリュウズに微有利になるのでぶっぱしました。
回復量が減った木の実を持たせる価値はないと思っているので、相手の蜻蛉やパッチラゴンの炎のキバへの後出しでゴリゴリ削りに行けるようにゴツゴツメットを持たせてみました。配信者でガエンを使ってる方は大体1/3回復実を持たせていたお陰か、このゴツメはほぼ警戒されず、最低でもタスキ潰しくらいはしてくれて、非常に強かったです。

2.ナットレイ@食べ残し ※鉄の刺

技構成: 守る,ボディプレス,ジャイロボール,宿木の種
性格: 呑気
努力値: HB252 D4
実数値: 181-114-201-×-137-22 ※最遅
安定した高打点を出せるジャイロボール、サイクル下で疲弊しやすいガエンを復活させられる宿木までは確定で、残り2枠はずっと迷っていました。結局は食べ残しと相性のいい守る、カビゴンへの即効性のある打点となるボディプレスに落ち着きましたが、ガエンの苦手な水タイプへの打点としてのタネガンや、サイクル有利を取るためのステロ、ボディプレスと合わせて相手を詰ませる鉄壁など、入れたい技が多すぎるポケモンでした。
努力値は、物理環境なのでHBぶっぱです。しかし、D無振りながら、ガエンの捨て台詞と持ち前の耐性の良さを活かすことで特殊アタッカーでもなんやかんや受けられたりもします。
相手に格闘タイプがいなければガオガエンとサイクルを回して大抵のポケモンを相手できました。強かったです。

3.ミミッキュ@命の珠 ※化けの皮

技構成: 戯れつく,影打ち,ゴーストダイブ,剣舞
性格: 陽気
努力値: AS252 H4
実数値: 131-142-100-×-125-162
言わずと知れた最強ポケモン。シャドークローの火力はサンムーンから一切信用していないので威力の高いゴーストダイブを採用しました。
ガエンナットでクルクルしてると相手が勝手にダイマ切ってくれて三体とも削れてるのでこの子が止まらなくなります。
わざわざ解説する必要もないかと思いますが強かったです。

4.ガマゲロゲ@潮のお香 ※すいすい

技構成: 波乗り,大地の力,草結び,ステロ
性格: 控えめ
努力値: H52,B4,C196,D4,S252
実数値: 187-×-96-143-96-126
耐久値が若干心許なかったのでちょこっとだけ耐久に振りました。Cは11nで最大にして、Sは準速です。HPを奇数にしようとしたら努力値が8余ったのでB.Dに雑に振りました。
技は命中率こそ正義だと思ってるので命中安定の技を選びました。波乗り、大地までは確定で、ナットレイと共にサイクルする際、相手が勝手に削れると楽しくなれるのでステロもほぼ確定、最後はなんでもよかったのでパーティにない草打点を補完する枠として草結びを採用しました。
基本的に通っているパーティに初手で出してステロ撒いて、一度引いてから裏でサイクル回して、いい感じに削ったらダイマして試合を終わらせてました。
通ってるのには勝てますがダイマ前提のポケモンなのでよっぽど刺さってない限り出しませんでした。

5.パッチラゴン@気合のタスキ ※はりきり

技構成: 逆鱗,燕返し,炎のキバ,電撃嘴
性格: 意地っ張り
努力値: AS252 D4
実数値: 165-167-110-×-91-127
火力モンスターすぎてビビりました。"当てれば"の話ですが。
技構成はテンプレです。特に困ることはなかったです。
意地はりきり燕返し+皮ダメ+珠ダメ×2+鉄刺ダメ×2でB無振りミミッキュに131〜ダメージが入るので意地っ張りです。多分こんな理由で意地っ張りにしてる人いないと思いますが実話です。
持ち物ですが、珠はミミッキュにとられており、弱保は個人的に運用が難しそうというイメージがあったのでやめて、こだわり系統は自分が上手く使ってあげられないのでやめて、消去法で余ってたタスキを持たせました。ダイマしても一撃でぶっ飛ばしてくるポケモンを逆に返り討ちにできてまあまあ強かったです。

6.ヌメルゴン@突撃チョッキ ※草食

技構成: アシッドボム,10万,放射,竜の波動
性格: 控えめ
努力値: H204,B148,C76,D12,S68
実数値: 191-×-108-154-172-109
調整はHPを16n-1、Cが11n、Sが4振りロトム抜き抜きで、チョッキ意識でDに12振り、残りをBに回しました。
技構成は、命中安定のメインウェポンとして竜の波動、ナットレイドリュウズなどの鋼タイプへの打点として火炎放射、トゲキッスやアーマーガアなどの飛行タイプへの打点として10万ボルト、最後にお洒落だと思ったのでアシッドボムを入れました。
火力は全くないので宿木やステロでダメージ補助してあげないといけないです。どのくらい火力がないかというと、火炎放射でH振りナットレイが落ちないくらいにはないです。もちろん、ドリュウズも落ちません。
ただ、この子を入れてからロトムの被選出率が限りなく0%に近づいたのでその観点からいくと採用は正解でした。

〔選出〕
1.ガオガエン+ナットレイ+ミミッキュ
基本選出です。9割くらいこれで出します。ガエンナットでクルクルしてミミッキュでバコーンするイメージで戦います。相手にラプラスがいたら初手ラプラスを警戒してナットレイから入りますが、それ以外はガエンから入ります。たまにナットレイダイマしてBを上げてボディプで倒しにいきます。
2.パッチラゴン+ミミッキュ+ナットレイ
ガエンナットで回しきれないときの対面選出です。選出順は相手によってバラバラですが、ナットで相手のポケモンを一匹持ってければ行動保証のある二匹で大体持ってけるので、パッチラゴンが技を当てれば勝てた印象です。
3.ガマゲロゲ+ガオガエン+ナットレイ
ステロサイクルする選出です。ゲロゲが刺さってるときにしかしません。ゲロゲで有利対面を作ってステロを撒き、ガエンナットでサイクルを回していい具合に削れてきたらすいすいで大暴れしてました。この選出は行ける自信がある時しかしないのでしたときの勝率は非常に高かったです。
4.ナットレイ+ヌメルゴン+ミミッキュ
特殊主体のパーティに対するサイクル選出です。ヌメルゴンを宿木で延命させつつ相手のHPを削ってミミッキュの圏内に叩きこみます。

選出率は、基本選出のガエンナットミミッキュが8〜9割くらいで、残り3匹が均等に少しずつといった感じでした。

〔きついポケモン
スカーフトゲキッス...そもそもガエンナットはトゲキッスがきついので、非ダイマで安全にミミッキュの皮を剥いでくるのはきついです。

ネギガナイト...威嚇効かない、フェイントでミミッキュの皮剥げる、1/2で当たるインファ急所でガエンもナットも消し飛ぶというこのパーティを破壊する為にいるようなポケモンでした。

サザンドラ...範囲がいい感じに自分のパーティに刺さって安全にミミッキュの皮まで剥げるのできついです。最終日巧み放射ラスカ@1のサザンドラに当たって2分で負けました。

ラプラス+ラゴン受け...ラプラスだけならラゴンで8割で勝てるのでまだなんとかなるのですが、パッチラゴンを受けられるポケモンを同時に採用されていると読んで動かなければいけなくなるので、自然とはりきりの試行回数を稼がれてしまい、いつか外して負けてしまいます。

地割れカビゴン...基本的にカビゴンは宿木でエースの圏内かナットのボディプの圏内まで削って倒すので、地割れ連打されるだけで崩壊してしまいきついです。

〔最後に〕
本当はもっと上を目指したかったのですが、1時間強ほど400〜700間を行き来して疲れてしまったので撤退してしまいました。戦い続ける体力がないのが悲しいです。まあただ、剣盾で誰もガオガエンを使ったことのないシーズンでギリギリ3桁前半に収まれたのはよかったのかなと思います。