ムクホークコントロール




【結果】
TN: イチノ
レート: 2004


【構築経緯】
セグカミラッシャが多すぎたので、これに勝てる構築を組むことから始めることにした
+
威嚇+蜻蛉からメガネドクガを展開することで、相手の初手セグレイブに対して安定した処理ができると考えて構築を組み始めた。裏のハバタクカミ+ヘイラッシャに後出しを許さないのが偉い。


メガネドクガでセグレイブを相手するにあたって、ちょこっと削ってあげるのが重要となるので、ちょこっと削る界隈の重鎮であるカバルドンを採用。ここまでの三体を軸とした


ここまでで、テツノツツミに対面有利なポケモンがいなかったのでチョッキ枠を採用することにした。セグレイブは鋼テラスを誘うので、テツノドクガとの攻めの相性補完に優れている点が良い。


上記四体がイルカマンに全員破壊されて腹が立ったので、鉢巻逆鱗で破壊し返すトドロクツキを採用した


ここまでで重いマリルリ、ちょっと重いキョジオーン、龍舞カイリューを全部まとめて倒せるポケモンを考えまくった結果、鉄壁ボディプジバコならなんとかなりそうという結論が得られたため採用した


【コンセプト】
威嚇+蜻蛉、欠伸+ステロで低耐久アタッカーを介護する対面的サイクル


【個体解説】

1, ムクホーク

特性: いかく
持ち物: こだわりスカーフ
テラスタイプ: ひこう
技構成: ブレバ, 捨て身, インファ, 蜻蛉
数値: 161(4)-189(252↑)-90-×-80-152(252)
調整意図:
テツノドクガへの乱数が変わるので意地一択
耐久調整できるほどの耐久はないのでAS

組み始めの一体。基本的に初手に置き、威嚇+蜻蛉で有利展開を取る

威嚇+スカーフ蜻蛉で初手の偵察要員として使えつつ、一貫性の高いノーマル・飛行技をタイプ一致で打てるので終盤のスイーパーとしても優秀。テラスタルを切らずともハバタクカミ、テツノドクガ程度は確定1発で飛ばせるので、最低限の火力はある。
飛行テラスタルとステロを絡めることで破壊力を強化することも可能。ステロ+砂+飛行テラスブレバで大体のセグレイブが吹き飛び、ステロ+飛行テラスブレバ×2でブラッキーが残飯込みで大体飛ぶ。特化一致テラスはすごい

メインウェポンが反動技なので、すぐに先制技の圏内に入るのが弱いので注意が必要


2, テツノドクガ

特性:
持ち物: こだわりメガネ
テラスタイプ: ほのお
技構成: 炎の舞, オバヒ, ヘドウェ, マジシャ
数値: 157(12)-×-86(44)-209(236)-131(4)-157(212)
調整意図
HB...-1特化セグレイブの巨剣+礫を耐える
S...最速90族(コノヨザル)抜き
C...残り全部

圧倒的破壊神。メガネ炎テラス(ほぼ)特化オーバーヒートの火力がすごい

ムクホークの威嚇と飛行タイプによる地震の牽制によって、セグレイブに対して蜻蛉から着地する動きがある程度安定する。一回の行動で相手にかけられる圧が段違いに高いので、カバルドン+ムクホークで安全に着地させることを意識して戦っていた

技構成は悩みまくった。水タイプにとりあえず打てるエナジーボールが欲しいなあと思ったこともあれば、ドクガミラーを解決するサイコキネシスが欲しいなあと思ったこともあった。切るならヘドウェかマジシャだが、全部打ってるから切りたくない。難しい


3, カバルドン

特性: すなおこし
持ち物: オボンのみ
テラスタイプ: くさ
技構成: 地震, ステロ, あくび, 吹き飛ばし
数値: 215(252)-132-156(52↑)-×-118(204)-67
調整意図: 不明。ハバタクカミに強めなのでHDベース

みんな知ってる最強クッション

ムクホーク+テツノドクガは、圧力こそ高いが火力が一歩足りないことが多かったので、ステロ・砂で擬似的に火力を上げる動きが強力となる。
具体的には、砂×2+ドクガのテラスオバヒでH振りチョッキセグレイブが大体吹き飛び、ステロ+砂+ムクホークのテラスブレバでセグレイブやカイリューが大体吹き飛ぶ。

この構築は、こだわり3種+チョッキと、かなり前のめりな構築となっている。そのため、一旦引ける選択肢を作ることができるのが強かった。また、重くなりがちなギミック系統に勝てるようになるのも噛み合っていた。


4, セグレイブ

特性: ねつこうかん
持ち物: とつげきチョッキ
テラスタイプ: でんき
技構成: つららばり, 地震, テラバースト, 礫
数値: 205(116)-216(252↑)-112-×-106-125(140)
調整意図: キノガッサ抜き抜き抜き残りHA

主にツツミ入りに選出する。それ以外はメタが厳しすぎて出せる気がしない。

ツツミ入りは、水タイプ被りを避けるためにヘイラッシャを採用していないことが多く、セグレイブが通りやすかった。

この構築は、状況に応じてテラスを切る位置を変える必要があるため、選出するとテラスを切ることが半ば確定してしまうセグレイブはちょっと違ったかもしれない。


5, トドロクツキ

特性: こだいかっせい
持ち物: こだわりハチマキ
テラスタイプ: ゴースト
技構成: 逆鱗, かみくだく, 地震, 蜻蛉
数値: 181(4)-200(180↑)-103(92)-×-122(4)-168(228)
調整意図
A...逆鱗でイルカマン確定一発
S...最速100族(イルカマン)抜き
B...残り

破壊神その2
不意のフェアリーテラスと数値受け以外は受け出しを許さない

ラスタルを切ることでカイリューの神速の一貫を切ることができるので、対カイリューにおいて選出枠に余裕があれば出すようにしていた。テラスタイプは、ハバタクカミを意識してフェアリーを半減しつつゴーストが等倍となる鋼との選択だが、共通の弱点を持たないゴーストタイプに軍配かなあと思った。


6, ジバコイル

特性: アナライズ
持ち物: 食べ残し
テラスタイプ: みず
技構成: 10万ボルト, ボディプレス, 鉄壁, 身代わり
数値: 177(252)-×-182(244↑)-152(12)-110-80
調整意図
C...アナライズ10万×2でテツノドクガを倒す
HB...残り全部

ここまでの5体で重かったポケモンを列挙し、その対策を考えた結果、全てに勝てる可能性があったポケモン

環境のジバコイルがチョッキしかいないせいで、ジバコの処理を物理ポケモンで行ってくるケースが多かった。そこに水テラス鉄壁がよく刺さり、場合によっては初手で詰ませることもあった。

中身を見るとハバタクカミに勝ちようがないが、見た目が鋼タイプなので牽制できている。1匹倒せれば仕事としては十分なので、ハバタクカミが控えにいる段階で相手のポケモン一体を持っていくことができるように事を進める。



【選出】

基本選出。選出が思いつかなかったらこれで出してみる。3-4割くらいこれ。

その他、明確に意識していたのは以下
・テツノツツミがいたらセグレイブを出す
・キョジオーンがいたらトドロクツキ+ムクホークで役割集中して倒すか、相手の初手キョジオーンにジバコイルを合わせるか考える
キノガッサがいたら初手ムクホーク+裏カバルドンまで固定して出す
マリルリがいたらジバコイルを出す
・イルカマンがいたらトドロクツキかジバコイルかそのどちらもを出す

その他、刺さっていたらなんでも出す


【最後に】
最終日前の二日間が潜れないことが確定していたので2000で保存したが、絶対2100いけた気がする。まあ言っても仕方ないのだが
とりあえずSV初最終2000はうれしい